恋愛は嗜好品5
その後も変わらない日々が続いた。
彼とドライブデート中、夜ご飯を食べた後、彼に着信が入った。
『あるお世話になってる人が食事してるらしくて、誘ってくれてるんだけどどう?
いい人だよ。
おなかいっぱいちゃんだから、俺はMさんの相手して、しょゆはデザートとか食べてたらいいと思うし!しょゆにまかせるよ。』
それならと、合流することにして渋谷の飲食店に車で向かった。
初めて会ったMさんは西郷どんやってる人のような印象の優しそうな人だった。社長らしい。
他には元あーけーびーの子や、雑誌モデルの男の子、グラビアの人など、数人の芸能の子を囲んでの食事の場だった。
私はより肩身が狭くなった。
あまりの美オーラと空気感に 慣れてない私はかなり萎縮してあんまり会話に入れず、ちょこちょこ食べ物を探して飲み物を探しては、ちょこちょこ食べていた😔(爆)
にこやかに相槌だけ打ってやり過ごせる私は、その場に同じタイプの男性がいたので、ほんとに心からホッとした。彼は丸さん(仮)
大勢の場合、本当に仲良ければ口数は増える、必要でなければ喋らない。1対1ならべらべら喋る、というような。同じタイプの人間にかなり救われた。(笑)
丸さんの存在が、私は全然ここにいても大丈夫だよ、気にすることないと言ってくれているような気がしていた。
Mさんにも彼女として紹介される私。
周りの美女達『えーー?!彼のどこがいいの?!(爆)え、え、ほんとにわかんない!どこ?!』
私はでしょうな、って感じだったけど、簡単にまとめた『実は素敵なところが沢山あるんです(にこやか)』
『てか、待ってください、私告白とかそういうのされてないんですまだ』
Mさん『えー?ちょっとちょっと彼ちゃ〜ん、それはダメじゃない?言ってあげなよ〜』
彼『時が来たら言いますって!(笑)』
だからなんなんだその時が来たら言うというのは!(笑)
でも『時が来たら言う』というのは、時が来たら言う意思はあるということで、否定してるわけじゃないってことか...ってことは。その時を待っていればいいだけじゃないのか?待とう、うん待とう、そんなハッキリ言うってことは何かの日にサプライズとかで近い将来伝えてくれると読んでいいのだな?きっと?うんうん、よし待つ価値はあるか、待とう♪
そうやってまたじりじり首を絞めるのであった。
この時、少しずつ苦しくはなり始めてたけど、好きな気持ちがなによりも勝っていたから、『ちょっとぴったりめの厚めのタートルネック着ていて、ちょっぴり苦しいけどタートルネックだからか♪おしゃれは我慢♪』というような例え具合の苦しさであった。